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種類について知っておこう

親から子どもに遺伝する疾患、遺伝性疾患の種類は少なくありません。大きく3つに分かれており、それぞれの特徴を理解しておくといいです。
遺伝子のうち1つだけに異常が発生するタイプの場合、生まれた時から四肢の筋力低下や前頭部脱毛、内分泌異常といった症状が現れる筋強直性ジストロフィーが挙げられるでしょう。そのほか、血友病など様々な疾患があります。
また、一対の遺伝子の中でどちらか片方だけの異常が伝えられることにより、発症する常染色体異常も遺伝性疾患の要因の1つです。常染色体異常で最も有名なのはダウン症候群で、21番目の染色体が1本多くあるために発症してしまいます。
言葉に不明瞭さがあることや、聴力が弱いといった症状だけでなく、言葉でのコミュニケーションを苦手とする症状も見受けられます。さらに、心臓や呼吸器、感覚器などに合併症を持つ人も少なくありません。
そのほかで有名なのは、多因子遺伝病と呼ばれるものです。生活習慣病の発症要因として知られ、複数の遺伝子の異常が関係している可能性が高いとされています。がんや高血圧、脳梗塞といった有名な疾患だけではなく、口唇裂や口蓋裂といった疾患も存在します。しかし、必ずしも全ての疾患が発症するわけではありません。
生活習慣病に関しては、環境因子によって発症を抑えることが可能です。脳溢血で亡くなる人が多い家系でも、脳溢血の原因となる塩分の取りすぎや睡眠不足、運動不足などの生活習慣を見直すことで、発症を抑えられる可能性があります。